大震災から１０年目の今日を迎えた。
くしくも、同じ月曜日である。
この数日、ＴＶで１０年前の悲惨な映像、苦しむ人々をみて、涙、涙、涙の毎日である。
私も、軽かったとはいえ被災者の一人で、兵庫県尼崎市で、家が半壊の被害を受けた。
家中ものが倒れ、少し家が傾き、屋根は雨漏りしたが、人災はなかったのが幸いで
あった。映像を見ると、ひとごと ではない。
私の家の周りは、被害の程度は異なるが、被害を受けた。
見渡す限り、ブルーシートだらけ。ブルーシートが手に入らなかった。
当時、私は茨城県に単身赴任で、土日は帰省で、震災の前日コタツでビールを飲み、
ジョッキをコタツの上に置きっぱなしだった。コタツをのけてそこが私の寝床だった。
なんと、そのコタツの上に、奥行きのある洋服箪笥が倒れて、ジョッキに当りタンスに
ジョッキの円形のキズが入った。
もし、私がそこに寝ていたら、タンスが私の顔の上に倒れて、つぶされたかもしれないと、
思うとゾッとする。
前日の日曜日の夜に茨城に戻っていたので、難を逃れ、ゆれ を体験していない。
その後、同じ場所に家を建て替えて今は、そこで暮らしている。
１月１７日は、教会の追悼コンサートでミサと讃美歌を歌った（合唱団の練習場が教会）
キリエ エレイソン、パックス オミニブス、ドナ ノービス パーチェム
kyrie eleison, pax hominibus , dona nobis pacem
あわれみたまえ 人々に平和を 我らに平安を与えたまえ
私はクリスチャンではないが、心からそう思ったし、心を込めて歌った。
2005.1.17.
そこは、かとなく目次へ