Ⅴ.夜まはり
『男声合唱組曲』
雪明りの路
伊藤 整 作詩
多田武彦 作曲
さだ男声合唱団
（さださんが１人で４パート）
夜まはり 夜まはり
毎晩月夜に歩きまはるので
爺さんの目は赤くただれてしまった。
からん からん
人はふかく寝込み
夜はたいへん更けて
悩ましい夢が巷にただよっている。
からん からん
家の角は白くけぶって
人の知らない月影がある。
黒い装束に顔のおおきな
爺さんのめは赤くただれてをった
Ⅵ.雪夜
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