Ⅴ.蟇（ひきがえる）
「東京景物詩・第二」 より
北原白秋 作詞
多田武彦 作曲
さだ男声合唱団
（さださんが１人で４パート）
夏の昼間のひきがへる、
そなたは、なんで さびしいぞ。
白い女の 指さきで、
刺され、突かれて うれしいか。
夏の昼間のひきがへる、
海鼠色したひきがへる。
金の指輪に、肢が切れて、
血でも出したら
何とする。
夏の昼間のひきがへる、
海鼠色した ひきがへる
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