「泣き笑いして」笑っているのではなく、泣いている、
冒頭の一節をマルカートで歌う合唱団が多いけど、どうかなぁ。
泣いているのだ。
「わがピエロ」と続く、やはり、歌っている私が、全員がピエロになって。
口の周りを真っ赤に塗って、
「Oの形の口をして」と。「秋じゃ」と、カラ元気を出して明るく。
続いて、「月のようなる白粉の顔が涙を流すなり」ここが一番好きです
legato→p→Cresc→decresc→pp→Cresc→decresc
ここはノンブレスで歌いたいね ppの男声合唱の聞かせ所です
A-dur→F-dur→E-dur の和音の展開もいいですね
「見過ぎ世過ぎの是非もなく」と、父無児である自分の運命を悲しみ、
生活に必死で。生活のために道化になり「おどけたれども」
やりきれない悲しみを背負った「わがピエロ」
「秋はしみじみ身に滲みて」更に「真実なみだを流すなり」と続く。
気持は悲しいけど、希望を持って明るく歌いたいです。